入札方法とベストプラクティス

入札方法とベストプラクティス

dCPM

ダイナミックCPM(dCPM)は、インプレッションで課金するモデルですが、オプティマイザーが速やかにCPMを上下させ、CPI目標を目指して最適化します。CPM入札は、最も学習期間が短く、キャンペーンを最短でスケールさせることが出来ますが、最初の数日間の学習期間はCPIが高くなることがあります。CPM入札は、一般的には大きな予算で、速やかにキャンペーンをスケールさせたい広告主に最適です。

 

dCPC

ダイナミックCPC(dCPC)は、クリック毎に広告費用が発生する入札方法ですが、最適化エンジンによって目標CPIに合わせてCPCが調整されます。CPC入札は、CPI入札に比べて最適化に向けた学習期間が短く(dCPM入札に比べると長いものの)、広告露出の拡大を比較的速く実現できます。CPC入札は、大きな予算と、ランニングコストをかけることが出来る広告主に推奨されます。

 

CPI

CPI入札は、CPI目標の達成が確実にできるため、広告主にとって安全な入札方法と言えます。AppLovinが正しいトラッキングでキャンペーンを支援することができない恐れがあるため、開始前にCPI広告キャンペーンを有効化しておいていただく必要がある場合があります。CPI入札は、最適化エンジンが実績の有意性を得るためにかける学習期間が比較的長く、キャンペーンの露出拡大により長い時間がかかる場合があります。また、広告リクエストとインストールのタイムラグが比較的長く、予算超過になる可能性があります。例えば、広告リクエストの3時間後にインストールが行われる傾向がある場合、アドサーバーが予算到達時点で広告配信を停止してもその後3時間はインストールが続きます。

 

検討事項

学習費用

それぞれの入札方法には、学習にかかるコストが発生します。CPIキャンペーンの場合、AppLovinがほとんどのコストを負う形になりますが、最適化エンジンは最初に保守的に機能します。dCPCキャンペーンの場合、最適化エンジンがお客様の目標に沿えるようになるまでに若干のコストを要します。コストは、ターゲティング、コンバージョンレート、CPI目標、予算によって変わります。

ターゲティング:ターゲティングが幅広くなるほど、より多くの媒体で学習する必要があります。

コンバージョンレート:コンバージョンレートが高ければ、最適化エンジンの学習期間は短くなります。サプレッションリストをアップロードする、大容量のアプリではWiFiターゲティングを行う、訴求力の高い広告を出すなどの方策を取ることで、コンバージョンレートの向上が可能になります。 

CPI目標:コンバージョンレートと関連します。CPI目標が良い水準だと、学習時間を低減できます。CPI目標が低すぎると、最適化エンジンが目標を達成するまでに時間がかかる(あるいは達成できない)場合があります。

予算:予算を抑えた場合、少ない費用で得られる本来のコンバージョンレートを最適化エンジンが理解できる形でのインストールを増やすことができます。

 

高めの入札額からスタート

可能な限り高めの入札額から始めることをお勧めします。お客様のオファーが目標達成につながる可能性が高まります。また、最適化エンジンを機能させる上では、オファーが結果につながらない場合にCPIを引き上げるよりも、オファーが良好な結果につながっている場合にCPIを下げることをお勧めします。入札額があまりにも低すぎると、多額の費用をオファーに費やしたものの結果につながらないことになる可能性があります。例えば、CPI目標が達成不可能なほど低い場合、ソースに対して学習費用を費やした後に、それらのソースを遮断する形で入札する形になり、費用を投じたものの結果が得られない状況になる可能性があります。